
皆様ご無沙汰いたしております。なんと今年初投稿となってしました。もう今年も残りわずかとなりましたので今年一年を振り返りたいと思います。ことしは夏に小嶋さちほさんのライアーの庭園コンサートをさせていただいたり、全国放送の旅サラダでのご紹介からのお客様の反響のすごさ、本当にたくさんのご来店ありがとうございました。そして入れなくておことわりしたお客様方には大変申し訳ございませんでした。我々が2人のみで運営しているためご了承下さいませ。
そして今年はさくねんに引き継きたくさんの動物に囲まれて過ごすことになりました。
お正月をすぎ1月7日に山羊のルチアが早々に双子を出産いたしました。これが今年のはじまりでした。体の大きさが3倍も違う大きさの男の子。かなりの難産でお客様の立ち合いの中産声をあげました。一人はすぐにも死にそうでした。未熟でした。体を温め初乳を絞り人工的に飲ませました。目は空きませんでしたがいきていました。大きくなってもらいたくてチッチョとなずけました。翌日母山羊に無事生きているところを見せたら驚愕の顔をし後ずさりをしました。その後育児拒否をされたため我々で人口授乳で育てました。心配していた目も4日目に開き元気に兄弟仲良く育ちました。母からはひたすらいじめられながら。人間に異常になついたチッチョはかつてのルカくんのように当店の一番人気となりました。一カ月半が過ぎ熊本から里親希望が現れチッチョは手放したくはなかったのですがなかなかオスヤギをほしがる方は早々見つからないと思い、除角も去勢もせずにお嫁をあてがうという条件で手放すことも決意いたしました。昨年の豆柴犬との別れに次ぐ悲しさでしたがきっと幸せに暮らしてくれると信じていました。

そのちょうど半年後7月7日にまたルチア母は出産いたしました。今度は3つ子。夏生まれの彼らは母さんのおっぱいも豊富に出るのか3人とも育児拒否もされずにみんな元気に育ちました。野原を入りまわる仔山羊の姿はまるで天国のようでした。しかし気がつくと山羊は7頭に!大人になると大変な食欲になるため生まれる前から里親もさがしていたのでまたご縁があり3か月に2頭はもらわれていくことになりました。今度は近くの農家さんです。しかし9月に入って熊本から連絡がありチッチョが彼女を失い生きる気力を失ったと連絡がありました。するとあっけなく翌日にはなくなったと悲報が。三時間おきのミルクをあげあどけない顔で見つめてくれたあの子がなくなったと思うと悲しみはあふれかえりました。ルチア母さんにも仲良しの兄弟にも報告をしました。皆の様子は変わりはありませんでいたが。翌日何か魔がさしたとでもいうのでしょうか仲良し夫婦ルカ君と母ルチアいつもより近くにつないでしまったのかランチの後見に行くとルチアとルカが絡まっているではありませんか!仔山羊も珍しく泣いているし。なんとルチアはなくなっていました。チッチョのなくなった翌日9月3日のことでした。一番愛する妻を失ったルカ君はかなしみました。悔やんでも悔やみきれないおもい、しかし仔山羊が旅立つ日も近い。仔山羊と別れるまでは彼らを守ることも最優先しました。一番弱い男の子の山羊セコンド君はチッチョに似ていることもあり我が家に残ることになりました。里親の先は食べ物も豊富で広大な土地のびのび暮らせるすばらしいところでした。セコンド君も皆と別れた後、寂しがらずに元気に草を食べるようになりました。が、それもつかの間体調を崩し寄生虫の病気にかかりすぐドクターの治療を受けましたが発病後わずか5日で亡くなってしまいました。すべてのここにいる動物に幸せになってもらいたいとおもっているのに充分に手がまわらずとても残念でした。しかも我が宿に遊びにお越しいただく皆様にも楽しんでいただける環境を作っていきたかったのでFacebookなどでは投稿を避けました。反省をしながら残された家族

ルカパパ

一歳半お年頃のステラちゃん、

チッチョの双子のお兄ちゃんグロッソ君またこれからもぜひよろしくお願いいたします。
by Hiroko Fujita
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