
大分県竹田市久住町の九州大学の農学部では、環境問題から放牧牛の研究が行われている。
当店アッカプントエッフェでは、7年前よりこの後藤先生の研究に全面的に感心を持ちボランティアで協力もさせていただいている。九州という広大な自然が広がるこの土壌で放牧が十分に可能なのに、そういった牛の生産者がいないことを残念に思っている。一部赤牛など出回っているが、完全なものはなかなかない。この久住高原では草のみを食べさせたものや幼児期のみ肥育させたものなど、研究している。そもそもなぜ放牧牛なのかというと、日本では牛の評価基準が霜降りの油の量の多さですべて評価が決まる。そのため牛本来は草食動物なのに肥育のため輸入の穀物のえさを与えられる。そのことにより評価の高い霜降肉になるが、健康ではない牛は抗生物質を摂取ししかも排泄物も土壌に返すことが出来ずに、汚染される。草を食べて牛は小ぶりで油も少なく評価も国内では低く生産者の実入りが少ないためなかなか九州では生産者があらわれない。しかし健康な赤みの牛の肉はこれまでもお客様のご協力もいただいてアンケートなど当店でも実施した結果味わいは7割以上の方の支持を得た。そんななかなか手に入らない草のみで育った久住の放牧牛の屠殺があったため特別に今回もお分けいただいた。ぜひ当店でお試しください。

http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K001631/society.html